年末・師走はやっぱりなんだかんだと、忙しいですね。
最近、人と会うたびに、「ブログを読んでいますよ!」と声をかけてもらうことが多くなりました。雑誌や本は書いたことがあるけれど、ブログというメディアは思ったよりも難しい・・・。試行錯誤しながら書いています。
でも、面白いのは、書くことによって自分の立ち位置や考えが明確になっていくので、やはり考えを「書く」というのは、自分の創作活動にとっても、とても大事な事だと思います。
さて、このところ他の建築家やら様々な人たちと会って飲みながら話しました。
どこでも同じでしょうけども、話題になるのは今の経済状況のこと。そして、次にディベロッパーや建設会社の倒産の話です。知り合いの方々で、その荒波をもろに被ってしまった人たちも多く、心配は絶えません。
とはいっても、我々はこの不況を乗り越えなければなりませんから、酒宴は2009年の展望を探り合うような展開になります。
さて、困ったことにここで話題が途切れます。
2009年の展望が見えないのです。麻生総理や自民党政治は迷走しているし、アメリカの経済はもっと酷いことになりそうだ。あるいは、中国の回復の方が早そうだけど、1年ぐらいは停滞するかなぁ・・・とか。思わず暗くなりますね。
でも、不思議なことに、色々な人と話すたびに、僕はなんだか元気になってきました。
みんなそれぞれ、自分の分野で自分の方法論で戦ってきた人たちですから、そのエネルギーをもらえたし、また、よくよく考えれば、リーマンが破綻した9月10月ごろの世の中に蔓延した、原因を掴めない底なしの不安感に比べれば、今はだいぶ原因の解明も進んで、なにが問題だったのかははっきりしてきました。だから、それに対してどう対処したらいいのかが、少しずつ見えてきているように思います。
2008年は本当に激動の1年でした。それは、世の中が大きく変化するための準備期に入ったのだと思います。そして、この100年に一度の変革期を乗り越えて、我々はこれからの自分たちの進む道を模索しながらも、力強くかつ辛抱強く進んでいきたいと思います。
幸い、こんな不況の中でも、今月も新しい仕事がいくつか成約しましたし、問い合わせてくださる方々もいらっしゃいます。また、年末に飲んだ仲間達とも新しい展開をしようとコラボレーションの話も進めていこうと思います。
今年の業務は26日までですが、一週間の休みで鋭気を養い、2009年に備えたいと思います。皆様、良いお年を!(田島則行)