テレデザインにおける様々な活動や思索や情報を、この BLOG のコーナーにおいて紹介します。近況報告や、プロジェクトリポート、あるいはテーマ別のトピックなど、 気軽に読んで頂ければ幸いです。

土地価格の下落!

2008年5月27日
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最近、住宅の設計の依頼が増えてきました。
一昨年から去年にかけて、東京近辺では土地が高騰していたせいもあってか、なかなか個人の戸建て住宅は難しいものがありましたが、ここ数ヶ月、土地の値段が下がったのだそうです。

世界全体が不況になっているから、銀行やら不動産ファンドやらが元気がなくなっており、今までは強気の地上げを行っていましたが、それも難しくなり、都心部においても夏以降には大きく下落するのではないか・・・などという予測も聞かれます。

この「調整局面」は必要不可欠なものだったんだと思います。逆に言えば、戸建て住宅を建てたい方やあるいは個人投資家の方々、これからがチャンスだと思います。自分的にも、そろそろ自邸でも建てようかと、考え始めました(笑)(田島)

横並び不動産業界の体質・・・II

2008年5月16日
(・・つづき) まったくもって、日本の不動産業界は「横並び体質」なのです。

これは、まるで6〜70年代のデトロイトのようです。各マンションのプランはみんな一緒なのに、いろんな仕上げや見た目を変えて、目新しく仕立て上げて販売を少しでも有利にしようという営業戦略の過当競争は、まるで昔のアメ車のよう・・・、と思いませんか?

でも、結果としては、それだけ差別化に頑張っても、結局、全部同じに見えてしまうのは、皆さんご存じのとおりですね。だって、コンセプトもターゲットもプランも、多少の違いがあれど、ほとんど一緒なのですから・・・。(田島)

横並び不動産業界の体質・・・I

2008年5月13日
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ものすごい数の分譲マンションが売れ残っているそうです。
立地も条件も価格も良いところでも、売れ残りがあり、さらにはちょっとでも価格設定が悪いとか立地がわるいとかなりの数が売れ残ってしまうそうです。

そもそも、2003年問題といわれたオフィスの供給過剰の時も、不動産ディベロッパーはみんなそろって、オフィスビルを建てていたと思ったら、あっという間に新築マンションブームで、どのディベロッパーも競ってタワーマンションを建て始め、ここ5年で東京のスカイラインは一変し、今度はマンションの供給過剰です。(呆・・・)(つづく・・・)(田島)

家族関係を豊かにする空間

2008年5月 2日
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Sliding House

ハウスメーカーやマンションディベロッパーが作る空間は、家族の関係を壊す力があると思います。
玄関を入って親の顔を見ないでも個室に直接行けてしまうような家は、子供と親の関係をよそよそしくします。個の空間を重視するあまりに、家族という共同体の繋がりが弱くなってしまいました。

じゃあ、昔みたいな和式の家で全部が全部、襖でつながった空間に今の人々が住めるのか・・・という問題もあります。だから、動線の工夫と「気配」が伝わる空間がとても大事だと思います。

吹き抜けとか、階段のデザインというのは、見かけ倒しのデザインではありません。
家のいろいろなところから階段がよく見えるということは・・・、階段を行き来すると、家が見渡せる・・・・、つまり、家族の気配が感じやすくする、とっても大事なファクターなのです。

子供にちょっと声をかけたり、あるいは子供からも親の様子がよく見える。そうすることによって、心の安心感、健全な家族関係が育みやすくなると思います。(田島)

重〜いサブプライム不況・・・II

2008年5月 1日
(・・つづき) 景気が良いと、だれもが勝ち組になれるから、人々は頭を使わなくなると言います。 でも、不況時には、知恵と創造力が必要です。
そういう意味でも、この厳しい時期は、われわれにとっても、非常に良い機会になるなぁと、ポジティブに捉えることにしました。

また、この不況を境にして、その前と後ろでは、おそらく、社会構造も業界構造もまったく違ったモノになっているのではと、感じます。そういう意味でも、これからは、今後の20年を視野にいれたコンセプト・ストラクチャーが必要だと、今は考えに考え、悩みに悩んでいる最中です。

そういえば、90年代初頭にもこんな時期があったっけ・・・。(田島)
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