テレデザインにおける様々な活動や思索や情報を、この BLOG のコーナーにおいて紹介します。近況報告や、プロジェクトリポート、あるいはテーマ別のトピックなど、 気軽に読んで頂ければ幸いです。

重〜いサブプライム不況・・・I

2008年4月27日
去年の6月からの法改正不況が大きく陰を落としていたと思っていたら、途中からそれがサブプライム問題というさらに大きくなって金融・不動産業界に陰を落としています。

そしたらさらにガソリンや穀物の高騰という事態に陥り、それが消費者の買い控えを招いて、はたまた、物販・飲食業に大きな陰を落とし始めました。

このエンドレスな悪循環は、正直、去年の今頃は想像すらにしていませんでした。
日本はもっとしっかりと好況維持ができると思っていたし、法改正問題も、建設業にちょっとした影響を与えるぐらいで回復できるのではないかと、楽観的でした。だから、この事態を正しく認識できるまで、時間がかかってしまいました・・・。(つづく・・・)(田島)

タワーマンションって大丈夫?・・・II

2008年4月20日
(・・つづき) つまり、タワーマンションは、既存の街を壊してしまうのです。街のスケール感からあまりにも逸脱したタワーマンションが、道を通した街の繋がりを分断してし、既存の街とは相容れることのないスケール・ギャップが痛々しいです。

もう一つ心配なのは、心の問題です。個と社会、住まいと街の関係が遮断されてしまっているから、街との繋がりが生まれにくいし、個人個人の孤独感が強まり、社会的に乖離されたものになりやすいのです。高層階にすむと、母と子供の関係が難しくなるという話しは、心理学的にも証明されているようです。

新しいうちは、あまり目立たないかもしれないけれど、ちょっと古くなったときが大変心配です。
ヨーロッパでは、70年代に建てられた高層タワーマンションはことごとくスラム化しました。二の舞にならないことを願います。(田島)

タワーマンションって大丈夫?・・・I

2008年4月18日
200804tower1.jpg

そもそも、タワーマンションというのは、不動産的な営業戦略が融合した建築タイプです。

住む人や街のことを第一に考えたものではありません。
眺望を確保する代わりに、北向きや西向きでも販売価格を高く維持でき、さらには、全周を眺望バルコニーで囲うことにより、同じ床面積であれば、外壁面積を最小にできます。

そして、周りに空地を設けることによって、容積率の緩和をうけて高層化するわけです。ですから、ディベロッパーにとっては、とても事業性の高いものになります。これに味を占めたディベロッパーがみんなそろって創り出すのもわからなくもありません。

だけど、タワーマンションのデメリットは隠せません。(つづく・・・)(田島)
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