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傾斜屋根に沿って伸びやかに広がる住宅

世田谷の閑静な住宅街に建てられたこの住宅は、旗竿型の敷地でありながらも、周辺環境の特徴を活かして、伸びやかな空間と光溢れる明るい空間となっている。特に2階に設けられたリビング・ダイニング・キッチンは、コートヤード型の平面と、傾斜屋根にそった素材感溢れる空間が伸びやかに広がり、実際の面積以上の広がりをもった住宅となった。

旗竿型の敷地のため、南西側に隣接した家屋があり、南から全面的に採光することは難しい敷地条件であった。そのために、その南西に位置する場所にあえて光庭を設けることによって、建物全体に光が行き渡るように工夫をした。

また、旗竿の入り口がある南東側は、唯一、採光条件が安定して得られるために、こちら側を正面とした開口部を設け、さらにキャンティレバー(片持ち)によるテラスを持ち出すことによって、外部空間との繋がりを重視したリビングの空間が可能となった。
TT House concept1

TT House concept2 第一種低層住居専用地域であり、北側からの高度規制が厳しいことから、この北側からの斜線制限に沿った形で屋根の傾斜を設け、北から南へと上がって行く空間の広がりを活かすように工夫をした。南側の一番天井が高い部分では、四段高いところに、部屋全体を見渡せるような書斎を設けている。

一方、暗くなりがちな1階においては、光庭(コートヤード)を囲むような形で廊下や階段を配置し、部屋の奥まで光が届くように工夫がされている。廊下に面した洗面は、朝の光が降り注ぐ明るい空間となっており、一日のスタートが気持ちよく始められるような、そんな暮らしを可能にする住宅になっている。

TT House contents1 TT House contents2

二階の天井の仕上げとして採用したラーチ合板の木目が美しく、色合いや味わいのある空間となっている。
こういった素材感と空間の広がりがマッチすることによって、想像以上の伸びやかさが現れたように思う。
TT House feedback

名称:TT House
所在地:東京都世田谷区
主要用途:専用住宅
構造・規模:木造・地上2階
延床面積:95.26m2
竣工年月:2011年8月

設計:田島則行+神津好英+テレデザイン


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