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素材と奥行きがつくる上質な空間 港区に建つオフィスビル共用部のリノベーション。 特徴のないエントランスホール、大理石を多用した薄暗い1階廊下・EVホール、味気ないスチールパーティションで囲われた基準階の共用廊下、そして各階のトイレ、給湯室を一新し、ビル全体のイメージを刷新することが求められた。 |
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改修前、このオフィスビルの共用部は黒い大理石やスチールパーティションにて構成されていた。かつてのオフィスビルのスタンダードだったものである。 だが、時間が過ぎ去ることによって、その仕上げの古さが、メリハリのない没個性を感じさせるような空間となっていた。 今回のリノベーションでは、仕上げを一新するだけでなく、ビルの新たな個性をつくりだし、それがテナントにとって魅力となるような空間を目指した。 ビルの顔となるエントランスホールは、既存の吹抜を活かした垂直方向の広がりと、EVホールへと続く水平方向の広がりを意識させるデザインとした。垂直方向へは、アルミのルーバーとそこに映り込むペンダントライトが高さを強調し、水平方向には木仕上げの壁が距離感を強調するように奥へ伸び、上質さと奥行きを醸し出している。 基準階の共用廊下はコストを抑えながらも、エントランス・1階の雰囲気を残す落ち着いた空間を目指し、吟味を重ねた仕上げを選定。各階トイレは洗面カウンターや仕上げや設備を変更し、癒しの空間となった。 これらのリノベーションにより、無味乾燥だったビル共用部がワンランク上の上品な空間へと変貌し、ビル全体のバリューアップに繋がっている。 |
<リノベーション前> | <リノベーション後> |
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1階 エントランスホール |
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| 基準階共用廊下 |
| 改修前の共用部の照明は非常に薄暗く、閉鎖的な感じのする空間となっていた。だが既存の照明を活かしたライティングデザインを導入し、明るくメリハリのある空間へ変わった。こうして光環境を含めたリノベーションを施すことで、その効果をより高めることが可能になる。 |
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名称:CSビル 所在地:東京都港区 主要用途:オフィス 構造・規模:RC造 地上8階地下1階 面積: 917.16m2 竣工年月:2008年 5月 設計:田島則行+テレデザイン photo© エスエス東京/根本健太郎 |
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